気づいたことから選ぶ

タヌキとアライグマの違いは?屋根裏の動物の見分け方

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最終更新:くらべどき編集部

道路に立ってこちらを見るタヌキ。目のまわりと脚が黒く、尾は短い
タヌキ。脚が黒く尾が短い(日本)写真:Hawk T./CC BY 4.0/Wikimedia Commons/写真の出典

タヌキとアライグマは顔が似ていますが、アライグマは白いヒゲとシマのある尾、タヌキは黒いヒゲとシマのない尾で見分けます。足あとの指の数はタヌキが4本、アライグマとハクビシンが5本です。

家の断面と、印を付けた場所一階建ての家を縦に切った断面図。屋根裏(天井裏)・部屋・壁の中・床下・地面を描き、次の場所に番号を付けている。①床下:タヌキが休む床下。②地面・庭:タヌキが使う古い巣穴。③屋根裏(天井裏):アライグマの屋根裏。冬はハクビシンも。④壁の中:アライグマが通る壁の隙間。 屋根裏(天井裏) 部屋 床下 ① ② ③ ④ ① タヌキが休む床下 ② タヌキが使う古い巣穴 ③ アライグマの屋根裏。冬はハクビシンも ④ アライグマが通る壁の隙間
タヌキ・アライグマ・ハクビシンが休む場所を、家の断面に示した図です。
顔・体長・尾で比べる動物の特徴
動物体長(尾を除く)尾顔・体の特徴
アライグマ40〜65cmシマがある耳の縁とヒゲが白い
タヌキ50〜60cm15〜20cm、シマなし耳の縁とヒゲが黒い
ハクビシン40〜60cm細く長い鼻から額に白い筋
イタチ(数値はニホン)雄27〜37cm/雌16〜25cm雄12〜16cm/雌7〜9cmニホンは額から鼻に濃褐色の斑紋
テン45〜55cm20cm前後、体と同じ色顔は丸みがあり体と別の色。足は黒い

体長は尾を除く長さです。イタチの数値と顔はニホンイタチで、シベリアイタチの値には使えません。テンは体色の変化が大きいため、色だけで決めないようにしましょう。

足あと・フン・音・出る時間の比較
動物足あとフン音・出る時間
アライグマ5本指、長いイヌに似た形や大きさ足音・鳴き声/夜行性
タヌキ4本指、短い決まった場所にためる音は記載なし/夜行性
ハクビシン5本指、短い天井裏の糞害音は記載なし/夜行性
イタチ(ニホン・シベリア)記載なし天井裏の糞尿の臭い走る騒音/夜行性
テン5本指、短い形の記載なし音は記載なし/夜間の撮影例

音は被害の例、時間は活動・撮影例です。フンの形や時間だけでは種類を決められず、足あとにも全ての指が写るとは限りません。

どこまで自分でできる?

自分でできること

  • 姿や足跡、糞の場所を記録する
  • 顔とヒゲ・尾の特徴を見比べる
  • 鼻筋の白い線の有無を見る

業者の作業

  • 許可が要る捕獲
  • 出産の時期を踏まえた封鎖の判断
  • 侵入口や巣の調査

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顔や尾が見えたときの見分け方

アライグマの顔の拡大。目のまわりが黒く、耳のふちと口のまわりが白い
アライグマの顔。目のまわりが黒い写真:Isiwal/CC BY-SA 4.0/Wikimedia Commons/写真の出典

アライグマとタヌキは顔が似ているため、ヒゲの色と尾のシマを一緒に見ます。アライグマは白いヒゲとシマのある尾、タヌキは黒いヒゲとシマのない尾が特徴です[5]。

また、ハクビシンは鼻から額にかけて白い筋があり、細く長い尾も比較の手掛かりになります[5]。

イタチとテンらしい細長い動物を見た場合

雪の上を歩くニホンイタチ。体は細長く橙色がかった茶色で、口のまわりが白い
ニホンイタチ(もともと日本にいる種)写真:Ken Ishigaki/CC BY 2.0/Wikimedia Commons/写真の出典

テンとイタチは姿が似ているため、黒い足が見えるかを確認します。倉吉博物館は、黒い足をテンの特徴として示しています[8]。

ただし、ニホンイタチとシベリアイタチの判別は難しいと福井市が説明しています[6]。写真はニホンイタチで、イタチ全体の色の基準には使えません。

小さなネズミの比較はクマネズミの巣はどこ?に記載しています。

フンや足あとしか残っていない場合

正面を向いたハクビシン。額から鼻先へ白い線が通り、目の下にも白い模様がある
ハクビシン。額から鼻へ白い線が通る写真:Tony Hara/CC BY-SA 2.0/Wikimedia Commons/写真の出典

足あとしかない場合は、指の数だけで決めず、指の長さと姿の写真を合わせて比べましょう。アライグマとハクビシンはどちらも同じ本数の指ですが、柏市の資料では指の長さが異なります[5]。

なお、ためフンはタヌキの特徴として記載されていますが、フンだけで他の動物を除外する基準にはなりません[6]。ハクビシンのフンには清掃前の注意点を記載しています。

屋根裏で音がする場合に記録すること

屋根裏の音だけでは種類を決められないため、音がした時刻と場所、屋外で見えた姿を記録しましょう。自治体資料にはアライグマやイタチの騒音被害がありますが、擬音で区別する基準はありません[5][7]。

また、見えない動物の確認方法は屋根裏の物音に記載しています。捕獲の前には自治体の窓口で、対象動物に必要な手続きを確認しましょう。

監修:農学修士(北海道大学 農学院)

出典と確認日

出典・表の値は、2026年9月28日時点で確認済みです。

ただし、広告の内容は2026年9月25日時点のものです。

  1. 東京都環境局「アライグマ・ハクビシンについて」
  2. 船橋市「タヌキについて知りたい」
  3. 国立環境研究所「ニホンイタチ(侵入生物データベース)」
  4. 貝塚市 自然遊学館「貝塚市の哺乳類」
  5. 柏市「アライグマにお困りの方」
  6. 福井市「福井市で目撃される小動物について」
  7. 大阪府「イタチでお困りの方へ」
  8. 倉吉市 倉吉博物館「テン」
  9. 長崎県「アライグマ対策の手引き(案)」