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ハクビシンの被害とは?家と畑で起きることと対処

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最終更新:くらべどき編集部

岩の上に伏せたハクビシン。顔の白い線と、胴と同じくらい長い尾が見える
ハクビシンの全身。尾が長い(台北市立動物園)写真:Laika ac/CC BY-SA 2.0/Wikimedia Commons/写真の出典

ハクビシンの被害は、天井裏に住みついたときの糞尿による汚れや建物の破損と、果樹や野菜を食べる農作物の被害に分けられます。ノミやダニ、糞尿を介した感染症の心配もあるため、素手で触れず、子がいる時期は入口を塞がずに相談します。

家の断面と、印を付けた場所一階建ての家を縦に切った断面図。屋根裏(天井裏)・部屋・壁の中・床下・地面を描き、次の場所に番号を付けている。①屋根裏(天井裏):糞尿がたまり天井板が落ちた例もある天井裏。②屋根の重なり:電柱や庭木を登って伝う屋根。③地面・庭:果実や野菜を食べられる庭や畑。 屋根裏(天井裏) 部屋 床下 ① ② ③ ① 糞尿がたまり天井板が落ちた例もある天井裏 ② 電柱や庭木を登って伝う屋根 ③ 果実や野菜を食べられる庭や畑
ハクビシンの被害が出る天井裏と庭、入り込むときに伝う屋根を家の断面に示した図です[4]。
ハクビシンの被害と資料の記述(東京都と農林水産省)
被害資料の記述
建物の破損と汚れ家屋に入り込み、建物の破損や糞尿による汚損が特に天井裏で問題になっている
糞尿がたまるねぐらの中で排泄するため糞尿がたまり、天井板が落ちた例もある
物音ねぐらや子育てに家屋を使い、足音や子の鳴き声が出る
農作物と庭木果樹や野菜、イモ類、マメ類などを食べ、特に果実を好む
病気ノミやダニが付き、糞尿を経由する感染症もある
ハクビシンによる全国の農作物被害額(農林水産省の令和6年度の集計)
作物被害金額
すべての作物の合計47,808万円
果樹25,052万円
野菜21,644万円
マメ類431万円
いも類347万円

都道府県の報告をまとめた全国の値で、家屋の被害は含みません。

どこまで自分でできる?

自分でできること

  • 侵入口の候補を外から探す
  • 屋根に届く枝を切る
  • 庭の果実を早めに収穫する

業者の作業

  • 許可を受けて行う捕獲
  • 天井裏の清掃と断熱材の交換
  • 侵入口を塞ぐ工事

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ハクビシンが家に住みつくと起きる被害

家屋に入り込んだハクビシンによる建物の破損や、糞尿による汚損が、特に天井裏で大きな問題になっていると東京都は案内しています[1]。

ねぐらの中で排泄するため糞尿がたまり、天井板が落ちた事例もあります[2]。東京都は、次のようなときはアライグマかハクビシンが入り込んだり住みついたりしている可能性があるとしています[5]。

要点

  • 屋根裏で大きな音がする
  • 天井にシミができた
  • 庭木の柿やビワなどの果実が食べられている
  • 雨どいやベランダの一角に糞がまとまってある

フンを見つけたら、ハクビシンのフンの見分け方で動物を確かめましょう。

ハクビシンに庭や畑の果物を食べられた場合

細い木の枝の上を歩いて渡るハクビシン。長い尾で釣り合いを取っている
木の枝を渡るハクビシン写真:Denise Chan/CC BY-SA 2.0/Wikimedia Commons/写真の出典

ハクビシンは果樹や野菜、イモ類、マメ類などを食べ、特に果実を好むとされています[1]。

農林水産省の集計では、令和6年度のハクビシンによる全国の農作物の被害額は47,808万円で、果樹と野菜が大半を占めます[3]。

庭木の果実や菜園の作物は早めに収穫し、収穫後の葉やつるも片づけましょう[4]。

ハクビシンの被害で病気の心配はある?

ハクビシンにはノミやダニが付いており、糞尿を経由してうつる感染症もあるため、近づきすぎないよう注意が必要です[2]。

東京都も、複数の人獣共通感染症を媒介する可能性があるとしています[1]。

注意

かまれたり引っかかれたりしたら、速やかに病院で適切な処置を受けてください[4]。

天井裏で子の鳴き声がするときの注意

ハクビシンは家屋をねぐらや出産・子育ての場に使うことがあり、足音や子の鳴き声が報告されています[2]。子がいるうちに入口を塞ぐと出られない子が中に残るため、塞ぐ前に中にいないことを確かめます[2]。

繁殖期は1月〜9月、出産期は3月〜11月と推定され、ほぼ一年中繁殖します[2]。塞ぐ順番は屋根裏のハクビシンで確認しましょう。

ハクビシンの被害を区市に相談したい場合

東京都は、アライグマやハクビシンの被害にあったら、まず区市町の環境部署や清掃部署などに問い合わせるよう案内しています[5]。

都内では、防除実施計画に基づいて小型の箱わなで捕獲しています[6]。自分で捕まえる前に、住んでいる区市町の窓口で必要な手続きを確認しましょう[4]。

窓口の探し方は相談先と注意点に記載しています。

監修:農学修士(北海道大学 農学院)

出典と確認日

出典・表の値は、2026年9月29日時点で確認済みです。

ただし、出典4は2026年9月23日時点で確認済みです。

出典2は2026年10月14日時点で確認済みです。

広告の内容は2026年9月25日時点のものです。

  1. 東京都環境局 自然環境部 計画課「アライグマ・ハクビシンについて|東京都環境局」
  2. 農林水産省「野生鳥獣被害防止マニュアル【中型獣類編】」
  3. 農林水産省 農村振興局 鳥獣対策・農村環境課「野生鳥獣による農作物被害状況(令和6年度)(参考1)」
  4. 世田谷区「ハクビシン・アライグマ対策」
  5. 東京都環境局 自然環境部 計画課「被害を防ぐために|東京都環境局」
  6. 東京都環境局 自然環境部 計画課「東京都のアライグマ・ハクビシンの被害及び対策の状況について|東京都環境局」